てきちゃん漂流日記

サイキック寿司屋

何も写ってないけれど

ようやく肋骨の骨折の痛みがなくなった。くしゃみをしたら、次第に背中が痛くなって寝返りすらできなくなったのは2週間前。

近所の病院へタクシーで向かい、診察を受け、レントゲンを撮ってもらう。結果を見ると、肋骨にひび等は見られず、特に異常のないように見受けられる。しかし、先生は骨折ですなあと言い、すると、診察室の奥の本棚をガサゴソと探し始めた。しばらくして、1枚の紙を取り出し、僕に手渡した。それは、肋骨骨折に関する医学書のコピーで、先生が赤鉛筆で線を引きながら説明していく。そこには確かに、レントゲン検査が陰性でもこういう場合は骨折と診断する、と記載されていた。くしゃみで骨折しちゃうなんてという若干の恥ずかしさ、痛みの原因が定まったことによる安堵。それに加えて、目に見えないけれど定まってしまうことに対して不思議だなあと思う気持ちがあった。本棚から医学書を拾ってそれをコピーするのではなく、わざわざコピーのストックを残しているのだから、みんなバキバキ折っているもだろう。

 

それから、胸部に巻くバンドと湿布と痛み止めでなんとか日々をしのいで、今日に至る。

この骨折が、仕事の忙しくない時で本当に良かった。あの訳のわからない仕事をする上で、身体は大切にしないといけない。本当に身体が硬いので、そこをまずはなんとかしなくちゃだ。ゆっくりでいいから、ストレッチしてみようか。

 

何かに熱中したい。なんだかんだで精神の方は症状が安定しているものの、その裏返しでガッと継続して集中することができなくなってしまった。大好きだった本も最近は全然読んでいない。身体を動かしてみようかなと思ったりするけど、結局億劫になってやらない。元々飽きっぽい正確であることも相まって、どうせ飽きるしなあと思ってしまって、何か1つのことにもどっぷりハマれず、プライベートの時間で本気になれない自分がいる。それが自分自身に対して最近嫌だなって思う一面。